家を購入するにあたって、住宅ローンを利用する人は多いでしょう。
しかし、住宅ローンを利用する機会がなく、どのような種類を選んだらよいのかわからないとお困りの方もいるかもしれません。
どの住宅ローンの種類を選ぶかによって、今後の生活が左右されると言っても過言ではないため、慎重に選ぶ必要があります。
今回は、住宅ローンの種類や用語を詳しく解説します。
住宅ローンを無理なく返済する方法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事を書いた人
物書き家
Webライター
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5年間の住宅メーカー勤務(営業・設計)を経験し、専業のWebライターとして2021年から執筆活動を開始。実績は、200記事以上になり、クライアント様から高い評価をいただいている。執筆分野は、金融や不動産、ライフスタイルなど多岐に渡り、SEO対策に特化した文章を意識している。読者が知りたい内容を簡潔かつ理解しやすい文章に執筆するのがモットー。
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住宅ローンとは?
住宅ローンとは、家を購入するときに金融機関に借入をすることです。
車など他のローンと比較すると住宅ローンは低金利ですが、長期間返済をしなければなりません。住宅ローンを組むときは、返済できる金額を借りる必要があります。
住宅ローンの仕組み
住宅ローンの仕組みは、金融機関に住宅ローンの申し込みを行い、審査を通過し、融資を受けます。
審査には、事前審査と本審査があり、事前審査は約1週間、本審査は、約2週間かかります。審査を通過しなければ、住宅ローンを組めません。
審査を通過すると、金融機関と契約を締結し、指定口座に金額が振り込まれます。
融資の実行後、毎月一定の金額を支払っていきます。
住宅ローンの金利タイプ
住宅ローンの金利とは、住宅ローンを借りるときに支払う利息の割合のことです。利息の割合が増えるほど、返済する金額も高額になります。
住宅ローンの金利タイプには、3つタイプがあります。
- 全期間固定金利
- 当初固定金利
- 変動金利
それぞれの特徴や違いを見ていきましょう。
全期間固定金利
全期間固定金利は、住宅ローンの金利を固定できるのが特徴。
金利が上昇せず、将来の資産計画が立てやすいのがメリットです。しかし、金利が高い傾向にあるので注意しましょう。
今後もお金を貯蓄しながら住宅ローンを返済していきたい方
当初固定金利
一定期間だけ、金利を固定できる方法を当初固定金利といいます。
一定期間は金利が定まっているため、計画的な返済が可能。デメリットは、定められた期間が過ぎると、将来的に金利が上昇する可能性がある点です。
一定期間だけ支出が増えると予想されるライフプランの方
変動金利
金利が変動するタイプで、総返済額も変動します。
比較的金利が低い傾向にありますが、将来的に金利が上がる可能性もゼロではありません。
金利が上昇しても耐えられる資金をお持ちの方
それぞれ異なるメリット・デメリットがあるので、自分のライフプランにあった金利タイプを選択するのが重要です。
住宅ローンの返済タイプ
住宅ローンの返済タイプによって、毎月の返済額や住宅ローンの総返済額が変わってきます。
「元利均等返済」と「元金均等返済」の違いを知り、自分に合った返済タイプを決めましょう。
特徴 | |
---|---|
元利均等返済 | 住宅ローンの返済期間中の支払額が一定 |
元金均等返済 | 最初の返済額は高額になるけれど、返済期間が進むと支払う金額も減る |
元利均等返済は、支払額が一定であり、返済計画が立てやすい点がメリットです。しかし、住宅ローンの総返済額は元金均等返済よりも多くなる点に注意してください。
元金均等返済は、将来的に住宅ローンの返済負担が軽い点がメリットです。デメリットは、最初の返済額が高額になるため、審査が厳しい点です。
元金均等返済の取り扱いがない金融機関もあるので、事前に調べておきましょう。
住宅ローンの借入先
住宅ローンの借入先は、主に3つあります。
- 民間融資
- 公的融資
- フラット35
それぞれの特徴を具体的にお伝えします。
民間融資
民間融資は、銀行や信用金庫、JAなどがあり、それぞれ住宅ローンの商品が提供されています。サービス内容も異なるので、相談してみるのをおすすめします。
公的融資
公的融資は、「財形住宅融資」とも呼ばれており、企業の財形制度を利用している人が適用される住宅ローンです。低金利で借りられる傾向にあり、勤務先に問い合わせると詳しく知れるでしょう。
フラット35
フラット35は、全期間固定金利の住宅ローンです。幅広い人が対象となる住宅ローンであり、他の審査では厳しかった人でも利用できる可能性があります。
住宅ローンを無理なく返済する方法
住宅ローンを無理なく返済するには、しっかりと資金計画を立てる必要があります。
住宅ローンは、完済するまで長い期間にわたって支払い続けなければなりません。住宅ローンが支払えない事態に陥ってしまうと、最悪の場合、家を手放さなければならない可能性もあります。
住宅ローンを無理なく返済する方法を詳しくお伝えします。
- 住宅ローンの借り入れ金額の目安を知る
- 住宅ローン形態の選択
住宅ローンの借入金額の目安を知る
住宅ローンの借入金額の目安は、一般的に年収の5倍です。年収が500万円の人は、2,500万円が借入可能金額になります。
借入可能金額を知ったら、住宅ローンのシミュレーションを行ってみましょう。希望する物件価格や頭金を入力すると、月々の支払額を調べられます。
住宅を購入して生活が苦しくならないように資金には余裕をもつのがポイントです。
万が一、働けなくなったときや子供が増える可能性など総合的に判断して住宅ローンを組むようにしましょう。
住宅ローン形態の選択
住宅ローン形態の選択には、「ペアローン」や「単独ローン」があります。
「ペアローン」とは、夫婦が共同で住宅ローンを組むことです。それぞれが別のローンを組むため、借入金額の増加が可能です。
「単独ローン」は、1人で住宅ローンを組みます。ペアローンと比較しても住宅ローンにかかる諸経費を減らせる傾向にあります。
住宅ローンの形態を選ぶときは、将来的に妻が出産で働けなくなるケースなどライフプランを考慮しながら決めるようにしてください。
住宅ローンを活用し、夢のマイホームを購入しよう!
住宅ローンを組むときは、どのような種類があるのかを知り、自分に合ったものを選ぶのが重要です。将来的なライフプランを考え、しっかりと資金計画を立てると、無理なく返済できるでしょう。
金融機関によっても住宅ローンのサービス内容は異なり、自分一人で判断するのではなく、プロに相談するのをおすすめします。
住宅ローンを活用して、夢のマイホームを購入しましょう!