本記事は、実際に奨学金を利用された方の体験談をご紹介しています。
- 奨学金融資時の状況
- 奨学金の融資を受けた経緯
- 返済について
- 奨学金を利用したメリットとデメリット
進学で奨学金を利用してみたいけど将来返せるか不安・・・
実際に借りたことがある人の話を聞いてみたい!
進学のために奨学金を借りたいと検討しているなら、上記のように考えている人も多いでしょう。
そこでこの記事では、筆者が過去の実体験を元に奨学金を申し込んでから、借り入れ、使用用途、返済までの流れを順を追って解説しています。

はじめまして、筆者のリサです。私は過去に専門学校へ進学するために奨学金を利用していました。
これから進学のために奨学金の援助を受けたい方向けに、実体験を元に奨学金を利用するメリット・デメリットもまとめてみました。
これを読めば申し込みから返済までを擬似体験できるので、融資に対する不安を解消できるはずです!
奨学金融資時の状況
高校3年生の当時18歳、来春から1年間専門学校へ進学したときの生活費として使うために申し込みしました。
1ヶ月の融資金額 | 12万円(有利息) |
---|---|
返済までの期間 | 12年 |
1ヶ月に引き落とされる金額 | 約1.2万円 |
奨学金の融資を受けた経緯



まず借りるまでの若気の至りを聞いてください。
当時高校3年生だった私は社会に出て具体的にどういう働き方をしたいかを明確にしていませんでした。なんとなく就職したら生きていけるのだろうと思い込んでいたんです。
3年生にもなると進路について親や先生から聞かれ、進路を決めなければいけないギリギリまで何も考えていませんでした。
「ケーキが好きだしパティシエになろう!」と深く考えずに製菓の専門学校へ進学することにしました。
とにかく有名な学校へ行けば就職先に困らなくて済むだろうと、学費が高額な所を選び決して裕福ではなかったのですが、家族が入学金や授業料を払ってくれました。
しかし1年間の生活費のことを考えていませんでした。高校生活ではアルバイトをしていたにもかかわらず貯金ができていなかったので、専門学校へ行く頃までに貯めるには間に合わなかったんです…。
そこで親や先生に相談した時に知ったのが、奨学金制度。
私が奨学金を受けた流れ
申込書に必要事項の記入と印鑑を捺す
申込書をもとに審査
審査に通れば毎月登録した口座にお金が振り込まれる
返済開始



当時は高校の先生に詳しく聞きながら進めました。
ちなみに、保証人は必須ですよ。
申し込みのとき借りる金額を選択できます。
私の場合は、4月から融資が開始され、金額は毎月12万円を1年間。
凄く大きい金額です。ですが専門学校で勉強でアルバイトの時間がほとんど取れないと考えれば生活できなくなるよりは良いかと、返済のことは考えるのを後回しに1番大きい金額で借りることにしました。
返済について
1年間専門学校で学んだあと、就職後に返済がスタート。当時本来なら正社員として働くはずでしたが、訳あって非正規雇用で働き始めました。
収入 | 支出 |
---|---|
月収約15万円 | 家賃 光熱費 食費 交際費 奨学金の返済(約1.2万円) |
借りたものは返さなければいけません。
ですが、せっかく汗水たらしながら働いたお給料から1万円以上も出ていってしまうと思うと胸が痛かったですね。しかも返済期間が12年と長期間で、返し終わる頃には結婚して子供がいてもおかしくないアラサーです。
私はうっかり見落としていた返済時の注意点があります。
それは口座残高が返済金額未満の場合、翌月末に2ヶ月分まとめて引き落とされ、それも引き落とせなかった場合、郵便で勧告通知が届きます。



本当は恥ずかしくて言いづらいのですが、過去に返済を滞ってしまい勧告通知書が届いたことがあります。
分割支払いはできないので必ずまとめて支払わなければなりません。ショックすぎて具体的に何ヶ月分滞ったかは覚えていませんが、数十万まとめて払ったことだけは確かです。
借りる前と後では奨学金の印象が少し変わりましたね。
奨学金を利用して感じたメリットとデメリット
- 毎月少額から借りることができ、返済スタートは学校卒業後で安心
- 審査基準は厳しくない
- 基準を満たせば第一種奨学金(無利息)で借りれる
- 奨学金の用途は厳密には定められていない
- 収入によっては返済時に長期間家計を圧迫してしまう
- 借金ということに変わりない
- 返済が滞ると事故情報(ブラックリスト)に載り、社会的信用を失う
おわりに
以上が奨学金を利用したお話でした!学生生活1年間で生活するときは不自由がなかったので借りれたことにとても感謝しています。ですが、返済時は少し苦労しました。対策としては返済シュミレーションを怠らない・借りる金額は最低限にする・必ず毎月返済する金額は残しておく、といったところでしょうか。
対策をしっかりしていれば、融資を受けることで学業に専念しながらも金銭の心配を減らして生活ができるので、どうしても進学したいのにお金が足りないという方にはオススメです!