正しいお金の使い方とは？お金の使い方の落とし穴もご紹介します

お金持ちの人の中でも「不幸せなお金持ち」と「幸せなお金持ち」がいるのはご存知でしょうか？
「不幸せなお金持ち」は、資産を所有していても幸福感を感じず、さらにお金を追い求めます。また、常に時間がなく、心身ともに不健康な状態で幸せとは言えません。
一方で、「幸せなお金持ち」は、今、所有しているものに感謝し、心身ともに健康な人のことです。「不幸せなお金持ち」と「幸せなお金持ち」の違いは、お金の使い方に差があります。

今回は、正しいお金の使い方をご紹介します。
お金の使い方の落とし穴もお伝えするので、ぜひ参考にしてください。

人が幸せと感じる要素

人が幸せと感じる要素は、主に5つあります。

1. 仕事
2. 経済
3. 人間関係
4. 身体
5. 地域社会

上記で紹介した5つの幸せと感じる要素を満たすのは難しいです。

幸せと感じる要素5つに対して調和のとれた状態になるようお金を使えるのが理想です。一時的に、幸せと感じる要素のバランスが崩れてしまうときもあるかもしれませんが、最終的に幸せと思える状態になるように行動するのが重要になります。

正しいお金の使い方とは？

正しいお金の使い方は、人によって異なります。しかし、一般的に多くの人が正しいと思えるお金の使い方は、主に7つです。正しいお金の使い方を見ていきましょう。

健康状態が良好

健康状態が良好なのは、幸せと感じる要素の4つ目の身体に該当します。

健康状態が良好な状態を保つのには、健康的な食事や良質な睡眠、運動をすることにお金をかけると良いでしょう。不健康な状態が続くと、心にまで悪影響を及ぼします。悪い食生活を続けたり、睡眠時間を削ったりすると、「身体のメンテナンスをしておけばよかった・・・。」と後悔する可能性があります。

健康状態を良好に保つのにお金をかけるのは正しいお金の使い方と言えるでしょう。

教育のための自己投資

教育のための自己投資を行うのは、幸せと感じる1つ目の仕事に該当します。

キャリアアップするのに資格講座を受講して勉強するのは、正しいお金の使い方です。また、本を購入したり、セミナーに通ったりするのも正しいお金の使い方と言えます。

自己投資をすると、仕事に関する幸福感を得られるでしょう。

そして、キャリアアップすると資金を増やせるので、経済的な幸せにも繋がります。

感謝することの大切さ

感謝するのにお金を使うのは、幸せと感じる3つ目の人間関係に該当します。

知人に誕生日プレゼントを渡したり、親孝行をしたりするのは、正しいお金の使い方です。自分の好きなものにお金を使って後悔した経験がある方もいるかもしれません。いつもお世話になっている人にお金を使うのを後悔する人は少ないでしょう。

貢献できることに取り組む

貢献できることに取り組むのは、幸せと感じる5つ目の地域社会に該当します。

困っているところへの寄付やボランティア活動をすると地域社会に貢献できます。しかし、寄付やボランティア活動への参加のハードルが高いと思われている方もいるかもしれません。

応援したいと考えている地域やお店でお金を使うのもおすすめです。自分が貢献できるものにお金を使うのが正しい使い方と言えます。

投資に挑戦する

投資は、幸せと感じる2つ目の経済に該当します。

投資は、お金を増やす手段です。例えば、不動産投資や株式投資などが挙げられます。あくまで資産を増やすのが目的であり、お金だけあれば幸せになれる訳ではない点を忘れないようにしましょう。

個性を大切にする

人が幸せと感じる要素5つの中には当てはまらないものがあると思われた方もいるかもしれません。

自分は、趣味に費やす時間が幸せと感じている方もいるでしょう。一人一人考え方が違うため、幸せと感じる内容にも違いがあります。

例えば、ゲームが好きだからゲームにお金を使ったり、ライブにお金を使ったりするのが挙げられます。しかし、個性の幸せだけに着目してお金を使うのは、正しいお金の使い方とは言えません。人が幸せと感じる要素5つを意識しながら、お金を使うのが正しいです。

時間の管理

時間の管理は何に取り組むのにも重要です。

まとまった時間が確保できると、さまざまなことに挑戦できます。時間を確保するには、家事代行サービスの利用や時短できる家電の購入を検討してみてください。

その他にも、目的地へたどり着く時間を短縮するのに新幹線を利用するなどが挙げられます。

過ぎ去った時間を取り戻すことはできません。「お金で時間を買う」という言葉があるように、時間を確保するためにお金を費やすのは惜しくないと思う人もいます。

お金の使い方の落とし穴

正しいお金の使い方をすれば、完璧だと思われる方もいるかもしれません。しかし、何事にも表と裏があるように、良い面があれば悪い面もあります。

正しいお金の使い方だからと言って、収入に見合ったお金の使い方をしなければ、生活が苦しくなってしまいます。お金の使い方の落とし穴を具体的にご紹介します。

自己投資にお金をかけすぎる

自己投資にお金をかけすぎるのは、正しいお金の使い方とは言えません。

闇雲に自己投資を続けても、無駄になってしまう可能性があります。例えば、自己投資をすれば、誰もが野球選手になれる訳ではない点が挙げられます。勉強を頑張ったとしても、誰もがノーベル賞を受賞できるとは限りません。個人差があるため、自己投資をしてお金になるかどうかを判断する必要があります。

自己投資をして開花した能力に対してお金を払ってくれる人がいないと稼げません。自己投資の中でも、自分の才能が開花しそうな部分を見極め、行動を積み重ねていくのが大切です。

お金は回すものという意識

お金は使えば使うほど、自分にも巡ってくるイメージがある方もいるでしょう。

しかし、全て良心的な人ばかりではありません。残念ながら、良い人を利用しようと考えている人がいるのも事実です。

Aさんは、Bさんに親切にしていたら、それを見ていたCさんがAさんに親切にするという研究結果もありますが、現実は、親切にしてくれるAさんを騙そうとするDが現れる可能性も否定できません。

サラリーマンがお金を積極的に使ったとしても、上層部の人が恩恵を受けるケースが多いです。積極的にお金を使ったときは、自分にも循環しているかどうかを確認してください。もし、お金が自分に巡ってきていないと感じるのであれば、親切にする人を間違っているかもしれないと振り返ってみましょう。

お金への感謝

お金は感謝の象徴と思われる方も多いです。

確かに、商品やサービスを提供してくれたことに関して「ありがとう」とお金を支払います。また、お金を受け取るときは、商品やサービスを購入してくれて「ありがとう」と受領します。お金が感謝の象徴とは、お金を表わす一部です。

金額によって、感謝に差がある訳ではありません。例えば、1万円のプレゼントは3万円のプレゼントより感謝の度合いは低いのかどうかが挙げられます。年収が500万円の人が商品を購入するのに支払うお金は、年収1000万円の人が商品を支払うときに支払うお金よりも感謝の度合いは低いのかどうかもあるでしょう。答えは、「ノー」です。金額によって、感謝の度合いが変わると思うのは、お金の使い方の落とし穴です。

お金がなくても感謝の気持ちは伝えられます。手紙やプレゼントを手作りするのも感謝の気持ちが伝わって良いです。お金があると、感謝の伝え方の種類が増えるのであって、感謝の度合いが変わる訳ではない点を覚えておきましょう。

正しいお金の使い方は人それぞれ！幸せに生きるのが大切

人が幸せと感じる要素5つをバランスよく満たすようにお金を使うのがポイントです。20代のときの自分が考える正しいお金の使い方と60代の自分が考える正しいお金の使い方は異なります。

なぜなら、環境や価値観が年齢によって変わってくるからです。また、個人個人によっても、正しいお金の使い方は異なります。大切なのは、今の自分が正しいお金の使い方をしているかどうか振り返る点です。自分や自分に関係する人が幸せになれるよう、正しいお金の使い方をしていきましょう。