住宅ローンを組むにあたって、変動金利か固定金利のどちらを選ぶべきか迷われている方も多いです。
それぞれの違いを知りたい方もいるかもしれません。
今回は、変動金利と固定金利の違いや特徴を解説します。
注意点もお伝えするので、家を購入して住宅ローンを組む方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事を書いた人
物書き家
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5年間の住宅メーカー勤務(営業・設計)を経験し、専業のWebライターとして2021年から執筆活動を開始。実績は、200記事以上になり、クライアント様から高い評価をいただいている。執筆分野は、金融や不動産、ライフスタイルなど多岐に渡り、SEO対策に特化した文章を意識している。読者が知りたい内容を簡潔かつ理解しやすい文章に執筆するのがモットー。
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住宅ローンの金利タイプとは?
住宅ローンには、「変動金利」や「固定金利」、「固定金利期間選択型」など金利の種類があり、どの種類を選択するかによって返済額が変わってきます。
それぞれの特徴やメリット、デメリットを理解した上で選ぶのが重要です。
住宅ローンの金利タイプ➀:変動金利
返済期間中に金利が変わるのが変動金利です。
金利が高くなると、返済金額も増え、金利が低くなると返済金額が減る傾向にあります。住宅ローンの金利が低いときは、総返済額が減り、生活がしやすくなるでしょう。
- 住宅ローンの変動金利の特徴
- 住宅ローンの変動金利が向いている人
住宅ローンの変動金利の特徴
住宅ローンの変動金利の特徴は、市場金利の影響を受ける点です。
返済している間に金利が上昇したり、下降したりすると、それに伴って返済額も変わります。
金利は、6ヶ月に1回のペースで見直されます。
変動金利は、金利が上下するため、返済に不安をお持ちの方もいるかもしれません。金利が上昇したときの措置があるので、安心してください。
例えば、返済額が5年ごとに見直されるケースや金利が上昇したときに前回の125%を超えないようにする措置が挙げられます。
しかし、金融機関によって緩和措置が適用されないケースもあるので、注意してください。
固定金利よりも金利が低い傾向にある点がメリットです。一方で、デメリットは、資金計画が立てにくい点です。
住宅ローンの変動金利が向いている人
住宅ローンの変動金利が向いている人は、資産に余裕がある人です。
共働き夫婦を続ける世帯や資金が多い人は、万が一、金利が上昇したときも住宅ローンを支払い続けることができるでしょう。
金利の動向をこまめに確認できるかどうかもポイントです。
万が一、金利が上昇し、住宅ローンを支払えなくなってしまったら、マイホームを手放さなければならないケースもゼロではありません。
変動金利のリスクを理解した上で、返済が継続できる人におすすめです。
住宅ローンの金利タイプ➁:固定金利
住宅ローンの固定金利は、金利が一定に固定されています。
住宅ローンを払い終えるまで金利が一定であり、将来の資金計画が立てやすいです。
しかし、必ずしも固定期間だと、安心できるとは限りません。「変動金利の方が金利が低かった・・・」と後悔しないためにも固定金利の特徴を学びましょう。
- 住宅ローンの固定金利の特徴
- 住宅ローンの固定金利が向いている人
住宅ローンの固定金利の特徴
住宅ローンの固定金利の特徴は、金利が上下に変動せず、一定の金利となっている点です。
市場金利が高くなったり、低くなったりしても固定金利は影響を受けません。一般的に変動金利よりも固定金利の方が金利は高いです。
後述でも詳しく解説しますが、固定金利の中でも「固定金利期間選択型」や「全期間固定金利型」があります。
「全期間固定金利型」だと、住宅ローンの支払い当初から完済まで金利が固定されています。
住宅ローンの固定金利が向いている人
支払う総返済額が決まっており、安定して返済していきたいとお考えの方に向いています。
また、金利動向を心配せず、支出額を一定にしたい方にもおすすめです。
「教育費用を長期間支払わなければならない方」や「ライフスタイルが変化するかもしれない方」は、固定金利の方が安心でしょう。
将来のライフスタイルを見据えて資金計画が立てられるのは魅力的です。
住宅ローンの金利タイプ③:固定金利期間選択型
住宅ローンの固定金利期間選択型とは、選択した期間中は固定金利となるタイプです。
一般的に固定金利の期間が長ければ長いほど、金利も高くなる傾向にあります。一定期間だけ固定金利にしたいとお考えの方はチェックしてみてください。
- 住宅ローンの固定金利期間選択型の特徴
- 住宅ローンの固定金利期間選択型が向いている人
住宅ローンの固定金利期間選択型の特徴
2年や5年、10年など固定金利の期間を選択できる点が特徴的です。
金融機関によって固定金利の期間は異なりますが、一定期間金利を固定できます。
一時的な金利上昇は影響を受けない点がメリットです。一方で、全期間が固定金利ではなく、返済額が確定できない点がデメリットです。
住宅ローンの固定金利期間選択型が向いている人
住宅ローンの固定金利期間選択型が向いている方は、将来の見通しが立っている方です。
例えば、「あと5年すると共働きになる方」や「数年で子供の教育費の負担が減る方」など将来のライフスタイルが決まっている方が挙げられます。
一定期間は安定したローンを返済し、その後は金利を見極めたい方におすすめです。
住宅ローンの金利タイプを選ぶときの注意点
住宅ローンの金利タイプを選ぶときの注意点は、金利だけで判断しないようにすることです。また、住宅ローンは長期間に渡って返済していくので、総返済額に着目してみてください。後悔しないためにも金利タイプは、慎重に選ぶ必要があります。
- 金利の低さだけで判断しない
- それぞれの金利タイプでシミュレーションを行う
注意点➀:金利の低さだけで判断しない
住宅ローンを選ぶときは、金利の低さだけで判断しないようにしてください。
住宅ローンを借りるときは、土地や物件価格など借入金額以外にもローン保証料など諸費用がかかります。
住宅ローンの諸費用は、安いところで数十万円かかり、高いところだと百万円以上かかるところもあります。住宅ローンの金利の低さだけで判断せず、総返済額で判断しましょう。
注意点➁:それぞれの金利タイプでシミュレーションを行う
変動金利や固定金利、固定金利期間選択型などそれぞれの金利タイプでシミュレーションをしてみてください。金融機関によって異なりますが、Webサイトからシミュレーションができます。
借入期間35年で3,000万円を借りたケース
変動金利の場合 | 総返済額 約3,185万円 |
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固定金利の場合 | 総返済額 約4,014万円 |
金融機関によって金利など大きな差があるため、シミュレーションして比較するのが重要です。
自分に合った金利タイプを選択し、住宅ローンを借りよう!
変動金利や固定金利、固定金利期間選択型などさまざまな金利タイプがありますが、ライフスタイルにあったものを選ぶのが重要です。また、金融機関や住宅ローンの借入先によってもサービス内容に違いがあるため、事前に調べて相談するようにしてください。
住宅ローンのシミュレーションを行い、自分に合った金利タイプを選択して夢のマイホームを購入しましょう。