本記事は、実際の経験を元にした体験談です。読者の皆様の参考となれば幸いです。
体験談を投稿してくださったのは、ハンドルネーム:しょうさんです。執筆していただき、ありがとうございました。
日本学生支援機構(JASSO)奨学金を借りた実際の経験談
大学進学の際、私の家庭の経済状況では、学費や生活費を自分で賄う必要がありました。そのため、経済的な負担を軽減するために「日本学生支援機構(JASSO)の奨学金」を利用しました。
私が経験したのは、利息がつかない「第一種奨学金」と、利息がつく「第二種奨学金」です。
自分の家計は大学の学費を支払えるほど裕福ではなかったため奨学金を借りることにしました。学びたいことがあり、大学に進学。4年間でやりたいことができ、無事卒業できました。
利息のかからない第一種奨学金は、成績基準がありましたが、私はその条件をクリアしていたため無事に審査を通過しました。高校の成績が「4.9」でしたので、それほど私は苦労することはなかったと思っています。
第一種奨学金の最大の利点は、利息が発生しない点です。将来の返済負担が軽減されるという安心感は大きく、毎月の支給額は主に家賃や食費といった生活費に充てていました。
特に、実家から離れて一人暮らしをしていたため、この奨学金がなければ学費の支払いはもちろん日々の生活を維持することも難しかったでしょう。
ちなみに、実家は福島県で、1人暮らしをしていたのは静岡県です。
また、奨学金を継続して受けるためには、学業成績を一定の基準以上に保つ必要があります。そのため、私は勉強に一層力を入れることになりました。
奨学金を受けられることに感謝しつつ、学業との両立を意識して日々過ごすことができました。卒業後には返済が始まりますが、無利息であるため返済計画を立てやすいのも大きな魅力です。
そして、第二種奨学金も利用しました。この奨学金は利息が発生しますが、支給額を自分で選ぶことができるため、学費だけでなく生活費などに役立てることができます。
その他、私は研究活動に専念したいという思いがあり、アルバイトに時間を割けないことから、安定した収入源としての奨学金は精神的にも大きな支えでした。
学外のセミナーや学会に参加するための費用も、この奨学金を使って賄うことができ、自分の研究分野での視野を広げる大きな助けとなりました。自分の場合、ロシアの研修もあり、ビザ申請代、航空券代、現地でかかる費用などに充てることができたのは、非常に嬉しく思っています。
第二種奨学金は利息がかかるため、返済時には一定の負担を感じることになるかもしれませんが、大学での経験や学びに投資する価値は十分にあると感じています。