「終活」は、マイナスなイメージをお持ちの方も多いです。暗い気分になってしまうから「終活」について考えたくないと思われる方も少なくありません。
しかし、「終活」は決して暗くマイナスなイメージばかりではなく、今後の自分の将来を考えるきっかけになります。
今回は、終活の手順ややるべき内容を詳しくご紹介します。 終活に取り組むときの注意点もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
この記事を書いた人
物書き家
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5年間の住宅メーカー勤務(営業・設計)を経験し、専業のWebライターとして2021年から執筆活動を開始。実績は、200記事以上になり、クライアント様から高い評価をいただいている。執筆分野は、金融や不動産、ライフスタイルなど多岐に渡り、SEO対策に特化した文章を意識している。読者が知りたい内容を簡潔かつ理解しやすい文章に執筆するのがモットー。
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終活とは?
「終活」は、自分の人生の最期に向けて取り組む準備のことです。近年は、「終活」に関するイベントや相談会が開催されるなど話題になっています。
元気に生活しているときは、何のために終活を行うのかわからないと思われる方も多いです。また、終活は必要ないと思われている方もいます。
- 就活に取り組む理由
- 就活は何歳から始めるべきか
ここでは「終活」の意味や何歳から始めると良いのかをご紹介します。
終活に取り組む理由は?
自分や自分が亡くなった後に残される家族のために終活を行います。
生前に自分の意思を伝えるのに終活はピッタリです。
終活に取り組むと、自分自身を見直すきっかけになり、将来どのように過ごしたいのかなど明確になります。今まで、終活にネガティブなイメージを持っていた方は、この記事をきっかけに終活を始めてみてはいかがでしょうか?
終活は何歳から始めるのが良いのか?
終活に年齢制限はなく、何歳でも大丈夫です。
終活は、60代70代の方が行うイメージをお持ちの方も多いでしょう。
しかし、最近は、20代30代の方も終活に取り組んでいます。
終活は、元気で身体が動くうちに始めるとスムーズに進みます。終活の内容によっては、体力が必要です。
また、判断するときは、健康なときでないと難しいものです。「終活を始めてみようかな?」と思ったら、さっそく取り組んでみましょう。
終活に取り組む時のポイント
終活に取り組む前に心構えを知っておくと継続しやすいです。
終活は、1回取り組んだら完了という訳ではありません。変更したい部分が出てきたら、その都度、変更します。
- 自分が取り組みやすいことから始める
- わからないことは積極的に相談する
終活に取り組むコツを2つご紹介します。
自分が取り組みやすいことから始める
終活に取り組むときは、自分が取り組みやすいことから始めましょう。
終活に取り組むハードルを下げられます。
終活に正解はなく、一人一人やり方も異なります。
自分が取り組みたくない内容は、後回しにしても問題ありません。
何から取り組もうか迷われる方は、優先順位を付けてみるのもおすすめです。
例えば、エンディングノートを購入してみたり、資金面から整理してみるなどが挙げられます。
実際に終活に取り組んでみるとスムーズに進むので、最初の一歩が肝心ですよ!
わからないことは積極的に相談する
終活を一人で進めていると、わからない点が出てくるかもしれません。
そんなときに、ひとりで解決しようとしてはいけません。
しかし、終活の内容によっては、金銭面など他の人には知られたくないときもありますよね。
相談する相手は、信頼できる人を選びましょう。
家族やファイナンシャルプランナーなど積極的に相談すると、解決できるかもしれません。
終活でやるべき内容3選
終活でやるべき内容は、人によって異なります。
先述の通り、自分が始めやすい内容から取り組むのがポイントです。
また、終活の内容で、他の人が取り組んでいるからと言って、必ずしも自分も取り組まなければならないわけではありません。
ここでは、就活でやるべき内容を厳選して3つご紹介します。
- エンディングノートの活用
- 資金面の整理
- 身辺整理や掃除
自分が必要な内容だけシンプルに行いましょう。
エンディングノートの活用
エンディングノートとは、自分の人生の終末を書き記すノートです。
エンディングノートは、書店やインターネットで購入できます。終活の取り組み方や何を記載したらよいのかが詳細に記されており、終活の始め方がわからない方はエンディングノート通りに進めてみるのもおすすめです。
エンディングノートには、遺言書が添付されているものもあり、さまざまな種類があるため、自分が記載しやすいものを選ぶようにしましょう。
資金面の整理
資金面では、自分が加入している保険や財産、負の財産などを整理します。
万が一、自分が亡くなったときに残された家族同士でトラブルにならないよう、しっかりと記載してください。
現在の自分の資金を整理すると、将来の資産計画にも役立ちます。将来、生活していくのにどれくらいの資金が必要かを明確にしておくと安心です。
負の財産に関しては、定年退職するまでにゼロにしておくようにしてください。
年金生活になると、自分の生活費だけで精一杯になりがちです。少しでも生活にゆとりが持てるよう負の財産は早めになくしておきましょう。
保険
現在、自分がどのような保険に加入しているのかを把握してください。
終活をきっかけに保険を見直すのも良いでしょう。エンディングノートなどに、どこの保険に加入しているのかを記入し、家族が理解できるようにするのをおすすめします。
財産
現在の貯蓄額や使用している銀行口座を書き出しておきましょう。
口座名義人が死亡すると、口座が凍結されて出入金できなくなります。
預金口座の凍結を解除するには、名義変更や口座の解約など手続きが必要です。終活をしておくと、自分が亡くなったときに葬式の準備などに時間がかかりますが、家族が口座を探す負担は減らせます。
負の財産
負の財産は、住宅ローンや借金などが挙げられます。
いつ返済が完了するのかを把握するようにしておきましょう。残された家族が困らないように、どのような負の財産があるのか、いつ返済予定なのかを記載しておくようにしてください。
身辺整理や掃除
身の回りの整理や掃除をすると、現在の生活もしやすくなります。
必要なモノ以外は断捨離してしまうのがベストです。
近年は、ミニマリストも注目されており、最低限のモノだけで生活する人もいます。掃除のやり方がわからないとお困りの方は、ミニマリストの方を参考にすると良いでしょう。持ち物が少なくなり、身軽になれます。
終活をするときの注意点
終活をするときの注意点は、悪徳業者に気を付けるようにしてください。
終活をビジネスとしており、商品を売りつけたり、高額な費用がかかるイベントを開催したりする業者もいます。
本来、終活は高額な費用をかけずにできるものです。また、人によって必要な終活の内容は異なります。自分にとって必要な終活の内容だけシンプルに取り組みましょう。
終活に取り組み、よりよい未来にしよう
終活は、残された家族が困らないようにするためだけでなく、自分自身を見直すきっかけになります。終活は、自分ができることから取り組んでみてください。また、終活は変更する部分が出てきたら、更新し続ける必要があります。
終活に取り組み、素敵な未来にしましょう!