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現代人にとって超重要なマネーリテラシーを徹底解説~第1章~

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日本特有の「終身雇用」や「年功序列」が崩れ、生涯にわたって安定的な収入を得ることが難しくなってきました。

どこに行っても使えるようなスキルや経験を身に着けることが重要視されるようになってきており、様々なことが流動的になった時代に対し、漠然とした不安を抱えておられる方も少なくないと思います。

さらに、「少子化・超高齢化」が進む現在では、国の財源の面から見ても、政府や自治体の手厚いサポートを期待することは難しくなってきています。

では、どうしたら良いのでしょうか?そうです、「自分の身は自分で守る」が正解です!

今回は、そんな現代人にとって超重要な「マネーリテラシー」について、順を追って解説して行きます。

この記事を書いた人
木村マネーラボ
ファイナンシャルプランナー
Webライター

「「今日から本気出す」あなたを応援します!」
自動車部品メーカーにてブラジル現地法人へ単身赴任する傍ら、「お金の先生」として社会に貢献していく方法を模索中です。
人生は一度きり。私と一緒に、色々なことに思いっきり挑戦していきましょう!

【主な保有資格】
・ファイナンシャル・プランニング技能士2級
・上級FFA(金融商品フェアアドバイザー)
・日商簿記3級
・知的財産管理技能士3級
・高等学校教諭専修免許(工業)
・TOEIC: 875点(CEFR: C1)


ライターの詳しい情報は、プロフィールをご確認ください。

目次

今回のポイント

  1. 「マネーリテラシー」とは?
  2. 「マネーリテラシー」を身につけるメリット
  3. 「マネーリテラシーマンション」のご紹介
  4. 地上1階:生活資金の確保
  5. 地上2階:短期的資金の確保

「マネーリテラシー」とは?

マネーリテラシーとは、「お金に関する正しい知識や判断力」を指します。

「リテラシー(Literacy)」とは、元々「文章を読み書きできる能力」を意味し、現在では「何かの分野に関する知識や情報を活用するスキル」として使われます。

なので、マネーリテラシーは、「金融や経済に関する様々な情報を適切に取り入れ、自分の目的に合った金融商品・サービスを自ら選択する力」と言い換えることもできるでしょう。
最近では、学校でも金融教育が推進されるほど、マネーリテラシーは現代社会において必須スキルとなって来ています。

「マネーリテラシー」を身につけるメリット

マネーリテラシーを身につけるメリットは本当に数えきれないほどありますが、主に以下の5つを挙げさせていただきます。あなた自身が変わることができれば、ご自身のみならず、大切なご家族や友人も守ることができるようになります

  1. 家計管理がきちんとできる
  2. 経済的自立を促進でき、より良い暮らしができる
  3. ケガや病気等、緊急時の備えができる
  4. 自分にとって適切な金融商品・サービスを選択できる
  5. 詐欺・多重債務等の金融トラブルから身を守れるようになる

「マネーリテラシーマンション」のご紹介

インターネットが成熟している現代では、色々な情報を簡単に入手することができるようになっていますが、それらは実に玉石混交であり、その情報が「玉(有用)」なものなのか?「石(くだらない)」ものなのか?を見極めるスキルも同時に必要になってきています。

ここでご紹介する「マネーリテラシーマンション」は、私がファイナンシャルプランナーとして15年以上活動してきた中で、多くのお客様の悩み・相談から得た気付きをベースに組み立てたものです。ご自身の生活に取り込んでいただくだけで、最短距離で90点は取れるであろうカリキュラムだと自負しています。

まずは、以下の表.1をご覧ください。これから、1つずつご説明していきます。(地下部分については、適用できる方が限られるため、地上階のご説明の後とさせていただきます)

表.1 マネーリテラシーマンション

階層内容ポイント
地上7階生命保険生命保険料控除を用いた節税・相続対策
地上6階個人年金保険生命保険料控除を用いた節税
地上5階新NISA若い方は、iDeCoよりもこちらを優先!
地上4階iDeCo老後対策・抜群の節税効果
地上3階ふるさと納税生活支出を減らすことから始めましょう
地上2階短期的資金の確保3年以内のレジャー・自動車・住宅・教育等
地上1階生活資金の確保毎月の支出の3-6ヶ月分。もしもに備える
地下1階総合課税の配当控除主婦や学生の方のみに使える技
地下2階住宅ローン減税住宅ローンをお持ちの方には必須な手続き

地上1階:生活資金の確保(毎月の支出の3-6ヶ月分。もしもに備える)

1階は、「生活資金の確保」です。

マネーリテラシーの基本中の基本で、「定期的な収入が万が一途切れたとしても、3-6ヶ月は今の生活を維持できるだけのお金」を最優先で準備しましょう。

準備する方法は、すぐに換金できる流動性の高さを考え、「預貯金」がベストです。
もちろん、リーズナブルな家賃の場所に移住したり、こまめにポイ活等を行って、毎月の支出を減らすという努力ができるならば、この1階部分の準備をすることはそれほど難しくないと思います。

しかし、最近、新NISAの影響からか、毎月の生活費をギリギリにまで抑え込んで残り全てを資産運用に回そうとする方が多く、「NISA貧乏」という言葉が流行しているようですが、今を犠牲にして将来に備えるのは本末転倒であることが多いです。やはり、下の階から順番に固めていくことをオススメ致します。

地上2階:短期的資金の確保(3年以内のレジャー・自動車・住宅・教育等)

2階は、「短期的資金の確保」です。

人生の中では、毎日の生活費以外にも、実に多種多様な支出がありますよね?それは、レジャーだったり、自動車や家電等の耐久消費財の購入、マイホーム購入用の頭金、お子様の教育費など、直近3年以内に使途が確定している支出に関しては、1階部分と同じように「預貯金」または「個人向け国債」等の安全性の高い金融商品で準備してください。

この2階部分は、特に注意されることをオススメします。なぜならば、少し先の支出だからという理由でリスクを取った金融商品で運用されますと、偶然にやって来る暴落局面で現金化せざるを得なくなる等、人生の重要なタイミングで選択肢を減らしてしまう地獄に直面する可能性が高くなるからです。

ここまでは、まだ我慢、我慢!「安全・確実に」が正解です。

最後に

いかがだったでしょうか?「へー、こんな見方もあるんだね」と思っていただけたら幸いです。それぞれの内容はとてもシンプルで、私自身としては、「各項目を学んだ後に、今度はいかに実生活に取り込むか?」が本当の勝負どころだと思っています。

次章では、地上3階より上についてご説明しますのでお楽しみに。

※必ずご確認ください※

本記事は、執筆者の知識と経験に基づいてポイントをまとめたものですが、事例として取り上げたいかなる金融商品の売買をも強要するものではありません。こちらに記載した情報や意見によって読者に発生した損害や損失については、執筆者・発行体は一切責任を負いかねます。投資・資産運用等における最終決定は、必ずご自身の判断で行ってくださいますようお願い致します。

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