借金を返済しようと頑張っているのに、なかなか返済が進まないという人も多いものです。
しかし、借金返済は決して難しいものではありません。
この記事を参考に上手にお金を返し、ツライ借金返済生活から早く解放されてください。
この記事を書いた人
sakubunsensei
Webライター
「役に立つ情報を中立の立場で発信します!」
新潟大学・経済学部経済学科卒業大手流通チェーンの財務部で就労後、出産を機に退職。子育てをしつつ教育業界に転職後にFP2級の資格を取得。企業での講演会やライターとしての執筆を通じ、老後資金や教育資金の形成に関した情報を発信しています。
【主な保有資格】
・FP2級
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借金の上手な返し方とは?
借りたお金を上手に返すために、知っおきたい借金返済のコツがあります。
- お金について把握しておく
借金の総額
返済に充てられる金額
お金について把握しておく
お金を上手に返済するためには、借金の状況について把握しておく必要があります。
その際に把握しておきたい項目は、次のようなものになります。
借金の総額
まずは、借金の総額を把握しましょう。
借りた際の金額だけではなく、完済までに発生する利息やクレジットカードの後払い分も含めた金額まで、細かに算出しておきましょう。
手元に情報がない場合は、借りた金融機関に問い合わせることで、残債を知ることができます。
しかし、どの金融機関から借りたか分からない場合は、3社ある信用情報機関に信用情報の開示請求をしましょう。
自分の借金の借入先や借入残高を、すべて確認することができます。
返済に充てられる金額
収入があっても、そのすべての金額を、借金返済に充てられるわけではありません。
毎月の収入から、生活に必要な支出を引いてみましょう。
残った金額が、返済に充てられる金額になります。
ただし、借金を早く返済したいからといって、支出を極端に切り詰めることは禁物です。
無理なプランは長続きしないので、バランスの取れた金額を返済するようにしましょう。
借金返済のコツ
お金の状況を把握できたら、次は返済計画の作成に移ります。
その際にも、知っておくべきコツがあります。
- 短い期間で返済する
- 金利の高い借金から返済する
- 借入額が少ない借金から返済する
- 返済に充てる金額を増やす
短い期間で返済する
借金している金額が多く、借りている日数が長いほど、支払う利息が大きくなっていきます。
返済に無理は禁物ですが、なるべく短い期間で返済できるように、以下の点を実行してみましょう。
返済金額を多くする
返済に支払った金額は利子の返済にも充てられていくので、返済金額が少ないと、なかなか元本自体を減らすことができません。
ボーナスが入る月などは、返済金額を多くするように計画しましょう。
随時返済する
カードローンなどでは、毎月の返済日以外にも、随時返済することが可能です。
臨時収入があったときや生活費が余ったときなどには、1,000円でもよいのですぐに入金します。
「チリも積もれば山となる」です。
コツコツ積み上げて、返済金額を増やしていきましょう。
金利の高い借金から返済する
複数の借金をしている場合には、金利の高い借金から優先的に支払っていきましょう。
金利の高い借金は、同じ期間でも、他の借金よりも利子が大きく膨らんでしまいます。
金利の高い借金への返済金額を多くして、一刻も早く高い利子の発生を食い止めましょう。
借入額が少ない借金から返済する
借入額が少ない借金から優先的に返済することもおすすめです。
借入総額が少なければ短い期間で完済できるので、借金の数も減って入金などの手間を削減できます。
さらに、返済の達成感をすぐに味わうことができ、返済へのモチベーションをアップさせられます。
返済に充てる金額を増やす
支出を減らすことで、返済に充てられる金額を大きくしていきます。
固定費を見直して、必要な生活費を少なくしていくことがおすすめです。
携帯電話を格安プランに変更したり、家賃の安い部屋に引っ越したり、できる限りの変更を行っていきましょう。
返済するときの注意点
また、借金を返済する際には、次のようなことに注意しましょう。
- 返済が遅れないようにする
- おまとめローンにしない
- 借金で返済しない
返済が遅れないようにする
決められた返済日に支払いが確認できないと、遅れた日数分の遅延損害金が加算されてしまいます。
借金がさらに大きくなってしまうので、決められた期日までに必ず入金するようにしましょう。
とくに口座振替の場合には、残高不足にも注意が必要です。
おまとめローンにしない
複数の借金を一本化できる「おまとめローン」に借り換えすると、毎月の返済額を減らせます。
返済が楽になるような気がしますが、借金自体が減額するわけではありません。
結果的に借金の完済を先延ばししていることとなり、利子が膨らんでいってしまう危険性もあります。
安易に借り換えを行わず、自分に合った返済方法を慎重に検討するようにしましょう。
借金を借金で返済しない
期限までに返済できないからといって、他から借金をして返済に充てることはやめましょう。
新しい借金の金利が高い場合は、支払う利息が今以上に増えてしまいます。
また、全額を返済できない場合は、借金の総額が増えてしまいます。
多重債務に陥るリスクが高くなるので、絶対に避けましょう。
まとめ
お金を借りることは、簡単です。
しかし、借金を抱えた生活は、思っている以上に大きなストレスとなっています。
毎日の生活を楽しく快適に送るためにも、早めの借金完済を実現させましょう。