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FPの私が投資してきた金融商品の変遷・その2(2002年~2009年)

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2002年に社会人となり、よりお金のことをしっかりと考えなければならなくなった私自身が、「欲望」と「迷い」の狭間で紆余曲折してきた歴史を赤裸々にお伝えします。

当時は、現在のように資産運用に関する良書や動画コンテンツも多くなく(まだスマホも世に出ていません!)、インターネットや友人からの口コミを基に新しい投資商品に挑戦することが多かったように思います。

とにかく、「他人の失敗」からは学ぶことがとても多いと思います。私のエッセイを読んでいただき、「あ、このやり方は全くダメだね」と思われる個所は、是非とも参考にしてください。

この記事を書いた人
木村マネーラボ
ファイナンシャルプランナー
Webライター

「「今日から本気出す」あなたを応援します!」
自動車部品メーカーにてブラジル現地法人へ単身赴任する傍ら、「お金の先生」として社会に貢献していく方法を模索中です。
人生は一度きり。私と一緒に、色々なことに思いっきり挑戦していきましょう!

【主な保有資格】
・ファイナンシャル・プランニング技能士2級
・上級FFA(金融商品フェアアドバイザー)
・日商簿記3級
・知的財産管理技能士3級
・高等学校教諭専修免許(工業)
・TOEIC: 875点(CEFR: C1)


ライターの詳しい情報は、プロフィールをご確認ください。

目次

本記事のポイント

  • 家族持ちの方の資産運用には、(特に)配偶者の合意が不可欠
  • 資産運用は、家族全員でできると、その楽しさもまた大きい
  • レバレッジ運用ではホジション保有の時間管理を忘れてはならない。果実だけを追い求めると、ボラティリティの影響による地獄(ロスカット)が待っている

2002年~2009年に投資してきた金融商品

株主優待のある日本個別株式(2004年)

私は2004年に結婚しましたが、夫婦で資産を合算して今後の運用方針を決める際、最初に選択したのが「株主優待のある日本個別株式」でした。

理由は単純で、「配当以外にも実生活の助けになる」という直感からです。

株主優待は、最低単元株でいただけるギフトが一番コスパとして良いため(例えば、100株で1,000円分もらえるのに対し、10倍の1,000株を持っていても、3~5,000円分しかもらえないことがほどんどです)、特にお気に入りの銘柄に関しては、子供が生まれる度に証券口座を開設して、家族全員で100株ずつ持つように増やして行きました

なので、資産運用はご主人1人でこっそりと、、、という小さな考えは捨てて、奥様に対し得られるメリットもしっかりと説明し、皆で楽しめるようにすると良いと思います

我が家では、妻も独身時代から投資信託を運用していたこともあり、最初の方針決めからとてもスムーズだったと思いますが、中には、資産運用アレルギーの方もたくさんいらっしゃるため、夫婦間のお金に関する深い議論と合意は不可欠と言えるでしょう。

FX(2005年)

私自身の投資人生の中で、「唯一の黒歴史」とも言える大失敗をしてしまったのがFXです。

日本でFXが導入されたのは1998年頃ですが、世間一般に広まったのは2004年頃ではないでしょうか?

当時は、アメリカのITバブルが弾けた後、今度は住宅市場が力強く市場を牽引している時代で、円安ドル高一辺倒の極めて安定的な相場だった記憶があります。

また、「ミセス・ワタナベ」という言葉が生まれるほど、日本の個人投資家が世界の為替相場の方向性を変えるような影響力を持っていました。

そんな状況の中、私はとりあえず30万円ほどから挑戦しましたが、円キャリートレードポジションを持てば持った分だけ勝てる一方向の相場だったこともあり、「これは資金を投入するほど資産が増えそうだ」という、今振り返れば、一番やってはいけない判断と資産の集中をしてしまったのです。

その後はご想像に難くなく、それまで分散していた定期預金や個人年金保険など、自分自身で管理していた余剰資金を全て解約してFXに投じ、元本を800万円まで膨らませていました。

この時にかろうじて自制心が働き、子供達の学資保険や住宅購入資金にまでは手を出さなかったのが幸いだったと思いますが、人の欲望というのは本当に怖いもので、この800万円を元手にレバレッジを利かせ、運用金額は2億円近く、日々のスワップポイントだけて+2万円/日という、普通のサラリーマンの月収を優に超えるような「もう1つの収入源」を手に入れてしまったのです。

想像してみてください。いかがですか?普通のサラリーマンが月に60万円の小遣いですよ。金銭感覚がおかしくならない訳がないのです。

木村マネーラボ

私もその1人で、その当時は単身赴任していたこともあって、夜の街の飲み歩きに楽しく使っていました。

その後、2007年のBNPパリバショック→2008年のリーマンショックの2回にわたる大きな為替変動で、25倍のレバレッジまで膨らんでいた私の資金は見事にロスカットされ、このマネーマシンは露と消えたのでした。

世の中では、本当に教育資金や住宅購入資金にまで手を出し、挙句の果てに家庭崩壊につながってしまった事例も多く見聞きしましたが、自分自身がそうなっていても何ら不思議ではないくらいの魔力を秘めているのです。

おわりに

「なんて馬鹿な奴なんだ」と大いに笑っていただければ、このエッセイを書いた甲斐があるというものです。

それもそのはず、もしその時の資金を今でもうまく活かせていたら、今頃はどれだけの資産を築けていたことでしょう?

種銭を減らし、複利の効果を止めてしまうことが、長期の資産運用においていかに非効率なことであるかを、実体験を以て思い知った出来事でした。

この一連の出来事に対する反省は、、、とても明確ですね。

  • レバレッジを利かせる場合は、ホジション保有の時間管理をしっかり行う
  • そのリターンとリスクを正確に把握する
  • 自分自身の資産運用に大きな影響が及ばない範囲で楽しむ

これに尽きます。

次回は、この反省を活かし、現在運用している方法論をご紹介します。

※必ずご確認ください※

本記事は、執筆者の知識と経験に基づいてポイントをまとめたものですが、事例として取り上げたいかなる金融商品の売買をも強要するものではありません。こちらに記載した情報や意見によって読者に発生した損害や損失については、執筆者・発行体は一切責任を負いかねます。投資・資産運用等における最終決定は、必ずご自身の判断で行ってくださいますようお願い致します。

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